その後 田村さんは医者も驚くほどの速さで回復した 冬がくる頃には 鼻から栄養を取っていたのが口から食べれるようになり 寝たきりから車イスに乗れるようになったのだ その頃から 私は田村さんの所には行かないようにした 星也は毎日 仕事に行く前と仕事の後に 田村さんの病室を訪れているようだった ある日 どうしても田村さんが気になって 病室の前まで行った 星也の声が聞こえた まるで 家族のような会話だった 田村さんと子どもさんと星也の3人 私の居場所がない事を気付かされた