帰り際、早百合が俺に言った『話していないこと』。
見当はついている。
でも、早百合自身がそれを咀嚼できなかったら意味がないんだ。
だから俺は待つよ。
「また告白しちゃったなぁ〜…」
早百合を送り、帰り道で俺はそう呟いた。
押しつけがましくなかっただろうか。
こんなに嫌われたくないと思うのは初めてかもしれない。
「こんなん紫にバレたら、格好悪…」
なんて色々考えてみたけど、家に着いたら眠気が襲ってきた。
―――今日は、早百合の夢を見よう。
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