アリスはイオンをみたあとすぐに向き直った。 表向きはクールにしていたアリスだが、内心はびっくりしていた。 アリスは人の気配などに敏感なほうだが、なぜかイオンだけはわからない。 「もう執事は終わり?」 そう言うアリスの横にイオンは座った。 「俺はアリスが本を見つけるまで執事だよ?」 「人前だけね」 「そんなことないよ・・・主人を喜ばせるのが執事の役目だし」 そう言ってイオンはアリスの首筋を指でゆっくりとなぞった。 ・