エインセルが入った籠ベットをひょいっと持ち上げたアリスは聖夜の前に立った。
「この子は、ある夢を見るの。毎晩毎晩、同じ夢を」
「同じ・・・夢?」
「そう。それが、この子の代償だったから・・・」
「こいつも、何か叶えてもらったのか?」
エインセルを見つめた後アリスをみると、こくんと頷いた。
「でも、貴方と寝ているとエインセルは泣かなかったわ。
だから、一緒に寝てあげて?」
スッとエインセルが入った籠ベットを聖夜の前に出した。
「わ、かった」
聖夜はそれを受け取るとソファーに座った。
アリスも続けて座った。
その拍子にアリスの髪がふわっと揺れて、アリスから甘い香がした。
「いい匂い・・・」
「え?」
聖夜の言葉に正面を向いていたアリスが横を見た。
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