さっきまでの執事口調が無くなっていた。 「これくらい、そのうちなおるわよ」 確かにイオンには傷を治す力がある。 でもそれは酷い時にしかアリスは頼まなかった。 「お風呂に入った時にしみるよ?」 「ンッ、っ」 喋りながらもイオンは行動を続ける。 その度にアリスはびくっと体を震わせる。 顔、首筋、腕、足と、傷があるところすべてにキスをした。 すべてにし終えた時には、アリスには傷一つない状態になっていた。 「っ、もう、いいわよ。 どいてちょうだい」 ・