ポカンとした顔をしたローズ。
「ここに帽子屋がくることになっているから、よろしく。
そうしたら、許すわ」
ローズはしばらく考えた。
「うん、わかった」
「そう、それじゃー私は帰るわ」
ニコッと笑ったアリスは踵をかえして歩き出した。
「またね、ローズ」
エインセルはそう言ってアリスのもとへと行った。
聖夜は軽く頭をさげると、アリスの後をおった。
イオンとローズだけがその場に残った。
「ねぇ、貴方はアリスをどうして図書館に連れ込んだの?」
「・・・不思議の国のアリスの兎が、どうしてアリスの前を通ったと思う?」
質問を質問で返されたローズは戸惑った。
でも一応答えを考えた。
「偶然・・・かしら?」
イオンはふっと笑うと首を横に軽く振った。
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