金色の懐中時計からは、時を刻む音は流石にしなかった。
「やっ、あの、アリスさん!?俺って・・・」
凄い重要な役割を与えられた聖夜はあたふたし始める。
「ああ。それは合わせればそれでOKだからな」
イオンが聖夜の持っていた懐中時計を指差して言った。
「いや、そういう意味じゃなく!」
反論しようとする聖夜の前にエインセルが現れた。
「聖夜、アリスは貴方だから頼んでいるのよ?」
小さな手で聖夜の頬を両側からペチッと叩いた。
「俺・・・だから?」
「エインセルのいうとうり。私は貴方だから託すの。
絶対的な強運の持ち主、聖夜だからこそよ」
腕組みをしたアリスはそう聖夜に言った。
−俺だから・・・
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