再び顔をあげたアリスは、また口を開いた。 「でも、今日でこの物語を終わらせることにするわ。 私は、低い確率にかけることに決めたの」 もう、これ以上両親を苦しめたくない もう、これ以上皆を巻き込むわけにはいかない アリスは物語を結末に向かわせようと、そう決めていたのだ。 「と、いうわけで。 聖夜に託すからよろしく」 はいっ、といきなり聖夜はアリスから半分に割れた懐中時計を渡された。 ・