アリス図書館







目を開けたアリスは、目を見開いた。








「イ・・・オ、ン?」









とぎれとぎれにイオンの名前を口にしたアリス。










「ん?どうしましたか、アリス様」










イオンはいつもの執事口調でアリスに話しかけた。











バチンッー









「ヘ?」






「ア、アリスさん?」











けっかいを解いたエインセルと聖夜が走り寄った時、いきなりアリスはイオンの頬に平手打ちをした。











「イオン、貴方は私の執事。そうよね」








驚いていたイオンだったが、やがてふっと笑った。










「もちろん。
あの日から今もそうですが」






「だったら・・・」









アリスは俯いていた顔をあげた。









「二度と私を裏切るようなことをしないで」











アリスは今までにみたことないくらい、不安そうな表情をしていた。