エインセルが聖夜のもとに飛んで行った。
「なあエインセル。
アリスさん・・・勝てるのか?」
聖夜の顔の前で後ろ姿のまま浮いているエインセルは、聖夜をチラッと見た。
「・・・アリスに力を与えたのはイオンよ。
アリスよりもイオンのほうが、力は強いよ・・・」
すました顔でエインセルは言った。
「アリスさんは、大丈夫なのか・・・」
アリスとイオンは、離れたところで向かいあっていた。
「私の主はイオンよ。
だけど、勝ってほしいのはアリスだなぁ」
ふふっと笑ったエインセルは、頭上に両手をのばすとパンッと手を鳴らした。
すると聖夜から半径1メートルくらいの円が現れて、聖夜をおおった。
「とりあえず、貴方は私が守っとく」
エインセルが聖夜のほうを向いてニコッと笑った。
「ま、守ってもらうか」
聖夜はそういうとまたアリス達のほうへと目を向けた。
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