中にはローズもイオンもいなかった。
「なあアリスさん。
ここはなんなんだ?
あっちにはなんか浮いてるし」
聖夜が指差した先には水晶が浮いていた。
「ここは神に祈りを捧げる神殿。
私の家は代々神に祈りを捧げるのよ」
水晶を見つめたアリスはそう言った。
「ついでにいうとローズは私の姉よ」
聖夜は驚きのあまり声が出ず、ポカンとした表情をしていた。
「なんで、仲がよくないんだ?」
何気なく言ったつもりだった。
しかし、アリスが一瞬悲しげな顔をしたのを見た聖夜は、理由を聞いてないが多少後悔をしていた。
・



