アリスの瞳にうつった人物は、銀色の髪に黒い瞳をしたアリスよりも少し年上の男だった。
「貴方だあれ?」
アリスはてくてくと近づいた。
「俺はイオン。図書館の管理人だよ」
ニコッと笑いながら言ったイオン。
「管理人?ねぇ、それよりここへ兎が来なかったかしら?」
「・・・兎はいないよ」
「そう・・・」
しゅんとうなだれたアリスは、あっと言って顔をあげた。
「そこのカウンターにあったミニチュアティーセット、アレは誰が使っているのかしら?」
興味津々な顔でアリスはイオンに言った。
「ああ、アレはね、妖精が使っているんだ」
「妖精・・・?」
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