真っ白な毛並みの兎だった。 その兎はアリスをじっとみたあと、ぴょんぴょん跳ねながら奥のほうに行ってしまった。 「行っちゃった」 かと思ったら、茂みからヒョコッと顔を覗かせた兎。 まるでついてこいと言っているようだ。 「私を・・・呼んでるの?」 また動き出した兎の後を、立ち上がったアリスは追いかけた。 ・