アリス図書館






歩き出した三人は、無言のままだった。








土で出来ている道を踏む音しか聞こえない。









鳥の鳴き声も、風の音も、木々が揺れる音も・・・




それすらも聞こえない。








その異様なことに、皆話す気にはなれなかった。















「・・・ねぇアリス」








聖夜の肩に乗っていたエインセルが、不安そうな顔でアリスを見た。






「何かしら」







「もしかしてローズは・・・」







「多分・・・そうじゃないかしら」










エインセルとアリスの会話に、耳をかたむけていた聖夜だが意味がわからない。








「なあ、ローズがなんなんだよ」








「え?聖夜、わかんないの?」










エインセルがキョトンとした顔で言った。








「あ、ああ」







「こんなに静かなんて、おかしいと思わない?」









エインセルが聞いた。







「いや、それは思うけど・・・」