床にあと数10でつきそうな朱い髪。
アリスがあったローズとは違うが、それはローズだった。
「俺のことを、覚えているのか」
「一応は・・・。青い薔薇を贈ったでしょう?」
「そうだったな・・・」
以前アリスのもとへ届いた青い薔薇・・・。
今はアリス達の部屋に別けて飾ってある。
「物語を・・・終わらせに来たの?」
「今のアリスは、そう思っている」
イオンがいうとローズは少し悲しげな表情をした。
「そんな顔をすんな。まだ結末はわからない。この俺でもな・・・」
イオンは片足をたててそこに手をおくと目を伏せた。
・



