他の本は紅、青、黄色、オレンジなど、いろんな色があるが、白い本はこの一冊だけだった。 だからアリスはこの本の持ち主が気になっていたのだ。 「俺、そんな本もっていなかったぞ?」 あなたの本、と言われたから聖夜は本のことは知らないと言ったのだろう。 もちろん、聖夜はこの本は本当に知らない。 今聖夜がこの図書館にくるまでこの本はずっと図書館にあったのだから。 しかし、アリスは言う。 「いいえ。これはあなたの本よ。」 はあっ?という顔をした聖夜。