階段を歩くたびに軋む音がする。 階段の壁側には蝋燭がかけてあり、それにはちゃんと炎が揺らめいていた。 「誰かいるのか?」 「・・・」 聖夜の問いにアリスはなにも言わず、ただまっすぐに廊下の奥を見つめて歩いていた。 客室を過ぎ、アリスの部屋、聖夜の部屋、イオンの部屋を過ぎてとまった。 その部屋は記憶の本以外の本が置いてある書庫室だった。 ・