ナルが行ってしまえば好き放題に動ける。
多分今は魔法はかかっていないだろうから逃げようと思った。
「わかった。君はアリスと一緒にいてくれ!」
そう言ってナルは走って行ってしまった。
−用心深いわね
心の中でアリスは舌打ちした。
魔法が使えればこんなメイドもどうにでも出来るが、今のアリスでは無理だ。
−あらっ?
アリスは俯かせていた顔をパッとあげた。
そしてジーッとメイドの顔をまじまじと見た。
「貴方もしかして・・・聖夜?」
アリスがそういうとメイドはニッと笑った。
「当たり♪イオンさんに魔法でメイドになった。アリスさんは気配をよめるから」
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