なにも話さずに二人で歩いていると、前のほうからメイドが走って来た。 「ナル様っ!」 そのメイドは軽く息切れをしながらナルの名を呼んだ。 「君、新人の子かい?廊下はバタバタ走らない」 「あっ、申し訳ありません!」 ナルに注意されてメイドはビシッと気をつけをした。 「それでどうしたんだい?」 メイドはあっと思い出したような顔をした。 「それが、屋敷内に不法侵入者が・・・なんでも図書館の者だとか言って・・・」 「なに!?」 横で聞いていたアリスはほくそ笑んだ。 イオンと聖夜が来たのだ。 ・