室内がパッと明るくなった。
アリスの前には、朱い髪をしたストレートの少女がいた。
アリスの夢にでてきた少女だ。
年齢は十歳ぐらいだろうか。
「相変わらず歳をとらないのね、姉さん」
アリスが腕組みをしてローズを見つめた。
ローズはクスクスと笑いながらアリスに近づいた。
「私の願いを叶えたのは、イオンなのよ?当たり前じゃない」
「・・・そう、だったかしら」
ピタッとローズがとまった。
「そういえば貴女は覚えてないわね」
「・・・私の記憶の本を隠したのは貴女なの?」
ローズはなにも言わなかった。
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