ギィィィッ− アリスが扉をあけると、低い音をたてた。 扉の向こうには、後ろ姿の少女がしゃがんで大きな水晶に祈りを捧げていた。 アリスはなにも言わずにコツコツと足音をたてながら少女に近づいた。 「待ってたわ、アリス」 そう言ってその少女はアリスのほうを向かずに立ち上がった。 薄暗い中だから肩から上がよく見えない。 しかしアリスには誰なのかわかっていた。 「お招きありがとう、ローズ・・・」 少女・・・ローズはふっと笑って右手をあげた。 パチンッ− ・