遅れて聖夜が来た。
「イオンさん、アリスさんは・・・」
「・・・連れてかれた」
「連れてかれたって、どうするんですか!?」
聖夜が慌てた様子でイオンに聞いた。
「聖夜、前届いた手紙を持ってこい。アリスを助けに行くよ」
聖夜はイオンの話し方がいままでと違うことに驚いたが、すぐに真面目な顔になった。
「すぐにとって来ます」
そう言って聖夜は自分の部屋へと向かった。
「・・・アリス・・・」
イオンがそう呟いた時の表情は、とても怒ったような顔をしていた。
少しして聖夜が戻って来た。
その手には封筒が握られていた。
「イオンさん、お待たせしましたっ!」
「うん、それじゃーいこうか」
聖夜のほうへ振り向いたイオンの表情は、普段の落ち着いた表情に戻っていた。
パチンッ−
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