「亮馬ー!!ねねちゃーん!!」



そこへ駆けつける笠原風太。





「あ、おう!!風太。
 …じゃ、俺ら行くわ。またなねね。」





そう言って私に背中を見せる亮馬。







行かないで…!!






行かないでよ…!!






私はこみあげてくる嫉妬と涙を必死に抑えていた。