私の唯一の友達、湯川那留(ユカワナル)だった。 那留は、 見た目金パでピアスでものすっごい恐いけど、中身は優しくてとってもいい子なんだ。 「あっれー??彼氏サンはー??」 彼氏じゃないっつーの…。 「…置いてきた。」 「あららかわいそ~。」 那留はそう言って笑った。 「ねね~!!」 亮馬が後ろから追いついてくる。