白い闇


するとフランはいきなり、明るい口調から、落ち着いた口調になった。

「約束の時間とは随分遅いですね。


待っていましたよ。
白靭七尾…」


七尾と呼ばれた少女はその声を聞くと、かすれた声で応えた。

「はぁ…はぁっ
うっせ…
とんだっ…お客様に
遭遇した…だけさ…」

フランは藍羅を見ていった。

「この子の治療を手伝ってもらえますか?」


何故か私は、
首を縦に振っていた。