5歳になった萌楓は
近くにある児童館に預けられた。


他の子は、3歳から
児童館に行ってたみたいので
私はなかなか馴染めなかった。




一人で遊んでいると、
いたずらっ子の大輝が
いきなり、私の顔に向かって
つみきを投げてきた。


痛みは感じなかったが
とりあえず誰がに気づいて欲しくて
その場にうずくまった。


何分かたったら、
先生が小走りで駆け寄ってきて
私の顔を見た。



びっくりした顔をして、
医務室に連れていかれ
額にガーゼを貼られた。



家に帰って、ガーゼを
はがしてみたら
結構血が出てたみたい。




母は、「痛かったね~」と
頭をなでてくれたが、
そんなに痛くなかった。
ちょっとびっくりしただけ。





そう、私は痛みに強かった。
そして、今も痛みをあまり感じない……