仁志の家は1DKの賃貸マンションで、運良く1階にあった。 初め二人では狭いかなと思ったが、家具が少なかったので、思ったより窮屈じゃない。 「案外、キレイなのね」 「慌てて片付けたんだよ。タンス、押し入れは酷いから」 部屋を一通り眺めてみて、以前多分何度も来ていたのでもっと思い出すかと思ったが、全く何も思い出せなかった。 彼に、高校時代のことをまた思い出せたことを伝えた。 「あの頃、凄く荒れてたわよね。そしていつも違う女の人を連れてた」