「せんせーい、頭痛いから寝ていーい?」



授業に出る気分じゃなかった俺はサボるために保健室に行った。



「アンタの場合はサボリでしょうが」

「別にいいじゃん」

「二年の時は来なかったのに」



前はサボるときに保健室に来ることはなかった。


いつも姫が保健室でサボってたから…‥


だけど今は保健室に来ることはなくなったみたいだから
俺は保健室にサボリに来るようになった。



「仕方ないからいいけど奥のベッドには本当に体調が悪い人が寝てるからね」

「女?」

「アンタには可愛い彼女がいるでしょ」

「…まぁ」

「その微妙な間は何?」

「別に…」

「まぁいいわ
今から職員室に行くから大人しくしてなさいよ?」

「はーい」



先生が出て行った後、俺は手前のベッドに寝転がった。


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