シバ> うん。サキのことならなんでも受け入れてあげるよ
『では、覚悟はよいか?』
シバ> いいよ
『サキは家で独りになると寂しくていろいろ考えてしまいます。今日のお昼も独りだったから。で、シバに隠していた最大の秘密……このままだと罪悪感に苦しむから教えます』
サキの声は沈み、おれはゴクリと唾を飲み込んだ。
『私は病気なの。病名を言ったらみんながひいちゃうような……だから親友にも言ってません。知っているのは家族だけ。私のキャラからはとても想像がつかないような。みんなが知ったら、まさか……嘘だろって言うと思う』


