彼女の嘘と俺の嘘



サキ> 後悔はしてないよ。新しい彼氏もできたし……ハハハ


シバ> 新しい彼氏?

 おれは疑問に思ったことをそのままキーボードで打ち込んでしまった。


サキ> シバって鈍感だね


シバ> ……

 なんて応えたらいいのかわからず、おれは戸惑う。


サキ> シバと手を繋いで星空を見たいな


シバ> いいよ


 サキが得意の妄想に入ったことでおれは助かった。


 いや、助けてくれたのかもしれない。