彼女の嘘と俺の嘘



 恥ずかしさやドキドキ感など、おれの中にはいろんな感情が混ざり合って化学反応を起こし、なにかが弾けたような気がする。


 それが恋というものならば、おれは“お馬鹿”という名の単細胞でできているに違いない。


サキ> シバは芸能人だと誰に似てるの?


シバ> う~ん、いないなぁ~


サキ> ズルイ!私は答えたのに


シバ> 本当にいないんだよ


サキ> 身長は?


シバ> 気になる?


サキ> うん