「シバ?!」 ベッドから上半身を起こしたのはサキが送信してくれた顔写真のかわいらしい女の子だった。 スタンドにぶら下がっている点滴のチューブが左腕に刺さっているのが痛々しい。 「サキ……」と言ったあと、おれは笑いそうになった。 「なにがおかしいの?」 サキは不思議そうな顔でおれを見詰める。 「お互いに名前を教えたのにハンドルネームで呼び合ったからさ」 「本名はなんか照れるね。これからもシバとサキでいこうよ」