シバ1号がサキのお兄さんじゃないとすると難治性のうつ病や白血病のことを知っていたのはどうしてなのか?
考えれば考えるほど深い溝に落ちそうだ。
なぜ、おれはシバ1号がサキのお兄さんなのか、そうじゃないのかを気にしているのだろう?
サキのことが本気で好きになってしまったのかもしれない。
製造業の工場で毎日同じ作業の繰り返しをしているおれに、サキはひと時の安らぎをくれた。
自殺さえ考えた時期もあって手首に何度もためらい傷をつけたが、サキの前向きな生き方に刺激を受けた。
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