彼女の嘘と俺の嘘



 おれのシバ5号としての任務は完了した。


 シバ1号に全責任を負わせてしまったが、しかたない。


 お兄さんなのだから、それぐらいの覚悟はできていたはず。


 このB-56というリクライングシートがある個室に初めて入ったのが随分遠い昔のような気がする。


 個室に入ってメモ帳代わりとして置いてあるノートがパソコンのキーボードの上に“読め!”といわんばかりにのっかっていた。


 最初のページから3、4ページくらい破られていて、シバ1号と名乗る人物の書いた文章が先頭にくるようになっていた。


 そして、こんなことが書いてあった。