彼女の嘘と俺の嘘



 年齢のことはいつかバレるだろうと思っていた。


 今日はいろいろな約束をしてしまった。


 5日後にチャットすること、2年は続けると断言したこと、将来は関西に住む可能性があること、サキとの出会いを小説に書くこと……などなど。


 ノートに書くことは苦にならない……サキのためだ。


 砂糖をたっぷり入れたコーヒーを飲みながらペン先を走らせた。


「終わった…」と呟きながらリクライニングシートに寝そべりながら背筋を伸ばす。


 気づけばコーヒーカップの中身がなく、おれは席を立つ。