彼女の嘘と俺の嘘



シバ> 5日後くらいはどう?


『水曜日の夜?』


シバ> うん


『わかった。じゃぁ、水曜日の夜ね。シバ……チュッ』


シバ> おやすみ、サキ。


『シバ、おやすみ』


 パソコンの電源を切ってからもサキに対する想いが冷めることはなかった。


 他の表現を使わずサキが“老け顔”と言ったのは、おれの正体に薄々気づいているのではないだろうか?


 おれが高校生ではないことを……。