彼女の嘘と俺の嘘



『うれしい』

 サキから感嘆する声がもれてくる。


シバ> 2年たっても楽しくチャットしていることを祈ろう


『うん』


シバ> 素直でよろしい


『シバ……』


シバ> なに?


『サキはね、シバがどんな顔をしていても平気だからね。老け顔でもね……ハハハ』


シバ> すっごいブサイクな顔をしていてもかい?


『前にもサキは面食いじゃないって言ったやんけぇ~』

 サキのはじめての関西弁は新鮮だった。