彼女の嘘と俺の嘘



シバ> チャットしたり夜中まで起きたりするのは体調に良くないんじゃない?


『シバとチャットするのは楽しいから……』


シバ> でも……

 おれは本気でサキの体を心配して打ち込む文字が続かない。


『シバ、週に一度でいいからチャットをお願いできないかな?』

 サキにしてみればかなり譲歩してきた提案だと思った。


シバ> いいよ


『やった!』

 サキは声を弾ませて喜ぶ。