うっ……反則だって!あんな顔……



先生の表情に何もかも釘付けなあたしは、カメラマンの隣でじーっと見つめてしまっていた。



しかも、撮影中の間ずっと……



「鈴ちゃん、邪魔よ」


だから、カメラマンがあたしに声を掛けていたなんて全く気付かなかった。



それも、あたしの名前まで知っていたなんて全く気付かなかった。