王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜

許嫁って……食べ物じゃないことは確かなんだけど……



ちゃんと意味は分かるんだけど……



ガラリ



「あら、あなた達帰らないの?」



風華先生だ。



風華先生は、笑顔でそう言う。



風華先生は、先生以外には甘えたような声を出さない。



生徒が居るときでも、先生が居たら、甘えたような声を出すんだけど、先生が居ないと分かれば普通の良い先生だった。


だから、あまり嫌われては居ないんだけど……先生に憧れている人は密かに嫌いな人も居ると思う。


あたしもあまり好きじゃないから……



「あ、失礼しますわ」


トモがベッドから立ち上がりそう言うと、七海ちゃんも失礼しますと言って保健室を後にした。



残されたあたしは、風華先生が座っているイスをじーっと見つめる。



イスと言うか、きれいな足を……



「どうかした?」



「いえ……」



改まって思い返しても、風華先生とあたしは二人っきりであまり話したことがなかった。