放課後いつものように、あたしは保健室に向かう。



ガラリと開ければ、タバコの煙であたしは、むせる。



「ごほ……ごほごほ…」



「お嬢さん、すまない。大丈夫かい?」



あの時あたしとエレベーターで閉じ込められていた人は、神風渚遠(かみかぜしょおん)さん。



入学式で再会した時あたしは、運命を感じた。そして、担任にバレたあたしは、先生とうまくいくように助っ人してくれたのだ。



本当は、神風さんは先生だからダメなんだけど、あたしの熱い想いに心を打たれた担任は強力してくれると約束してくれた。



担任は、知らないから先生には彼女が居るなんて…