王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜

「聞いてるのか?」



担任はあたしの顔をのぞき込むように言う。



「う、うん、聞いてるから」



「なら、続き言うからな?」



担任とトモは、互いに顔を見合わせ溜め息を吐いた。



「このまま、続き話しても大丈夫かしら?」



「だから、大丈夫だって」



「なら、あなたお願い」



「ああ……神風は昔な、荒れてたんだよ」



「せ先生が?」



「ああ、神風のオヤジは、再婚前は麻雀やらパチンコ、競馬やらたくさんして借金ばかり作ってたからな」



今も、借金あるんじゃ……



「今も、続いてたらしいけどな」



「うん……」



「酒も良く飲んで、毎日神風を殴ってたんだ。良く、隣の俺の家にまで届いてたよ」



そう言って担任は、悲しそうな表情になる。
あたしも、信じられなかった。



今のお父さんは、優しいから。たまに変だったけど……



「再婚した途端それは、やめたんだ。神風を殴るのは」



「うん……」



「弱りきっていた所に、新しい家族が出来て。最初は、嫌っていたらしいよ?柚樹、お前を……」



「あたしを?」