初めて入る先生の部屋は、白色で統一されてるシンプルな部屋だった。



ボロ屋のマンション。オートロックもなし、オマケに風呂も付いてはないらしい。


『俺の部屋に来る?』



耳元で、甘い声を出した先生。あたしは、迷わずに頷いた。


好きだから、一度は行ってみたいって思ってた。



だけど、なんであたし台所で先生に料理作ってるの!?



先生は、台所であたしが作る姿を近くで見てる。



しかも、あたしは、料理は初体験。包丁もあまり持ったことはなかった。