寒さが肌をさす11月下旬


息が白い

アタシは誰もいない教室で椿の委員会が終わるのを待ってる

椿は美化委員

月に一回、校内の清掃等を行っている委員会だから

結構時間がかかるのよねぇ…


「遅いなぁ~…」


まだかまだかと思って待ってるけど、なかなか来ない

今日だされた課題をやってみるけど、手につかない

それは、この教室が寒いから、かな…?

手がかじかむ


「幸乃!」

「あ、おそーい、椿!」

「ごめ、…待たせちゃった…」

「クスッ、いいよ♪さ、帰ろうか?」