エメラルドの傷

「あの子が……?」

 驚愕するブルー。監視カメラの少年を見つめた。

「これは、君だけに話している真実だ。彼の言動には、注意していてくれたまえ」

「解りました」

 なるほど。だから、こんな処に閉じこめている訳か。ブルーは納得して、彼の教育を始める事にした。


 武器の扱い、手入れ、兵法……基本的な部分はすでに記憶済みで、それをどう使うか。という点に重点を置いた。

 ある意味ブルーにとっても、学ぶべき部分が多く存在した。

「……」

 俺は、子供と一緒に戦い方を勉強しているのか……それが、これほど楽しいとはな。

 A国の軍に所属していたブルーは、少年の素質に口の端をつり上げた。