「は?」
いつの間にか戻ってきていた草にぃが意味不明なことをいった。
いや、いくらなんでもそんなこと思うわけ──
「え!? そうなの!? なんだ~びっくりしちゃった~」
えぇぇぇぇぇ!!
マ、マジですか、まゆみさん……。
そしてなんという高度なツッコミ。
なんとなくこのふたりが付き合ってる理由がわかった気がする。
きっと草にぃ以上にまゆみさんにふさわしい男性はいないだろうな。
うん。
「アーモンドプードルってぇのはな。粉末状にしたアーモンドのことだ。焼き菓子に入れると香ばしさが増すってこったな」
「へぇ~。わたしてっきりプードルちゃんを粉末状にしたやつなのかと思って作るの迷っちゃったわよ~」
まゆみさん……。
むしろそんなことを思いつくアナタにびっくりです。
あぁ。
草にぃ、やけにやさしい瞳で微笑んでるよ。
なんだろう。
草にぃもたぶんいろいろ大変なんだね。
いや、逆にそこが“ツボ”なんだろうか。
ホント。
男女関係というのは良くわからないものだ。


