ふと本棚の方を見てみると漫画や参考書、その他諸々の本に混じって英字のタイトルの本が。
ペーパーバック。
わたしがまず買うことのない本。
よく見てみればラックに入っていた雑誌も全て英語の海外雑誌ばかり。
「イヤミか……」
眉をしかめてそう呟いた直後──
「さ、ち……ちゃん……紗智ちゃん!!」
背後から八重ちゃんの叫ぶ声。
びっくりして振り返ると、彼女は肩を震わせながら何やら白いB4くらいの封筒を抱えていた。
「どうしたの?」
そう尋ねると彼女は無言のままそれをわたしの前に差し出し、
「これ……みて」
声を詰まらせ──封筒の中央に書かれた文字を指差した。
「どういう、こと……?」
思わず、わたしも絶句する。
その封筒には亮平の名前以外に、差出人の住所と“会社名”が書いてあって、その上に大きく、


