濃い紺の地に白い格子模様の入ったカーテンが真っ先に目に入る。
閉め切った部屋は少しばかり熱気がこもっていて。
「意外とシンプルな部屋ねぇ……」
当然のことながら亮平の部屋に入るのもずいぶんと久しぶり。
普段自分の部屋から見えるのはアイツの肩越しから覗く一部分だけだから。
薄暗い部屋にカーテンを開けて光を入れる。
窓に向かって左手にベッドと本棚。
右手にはパソコンが乗ったデスクとテレビや小物が乗ったパイプラック。
フローリングの床はわりと綺麗で、その他も思ったより整頓されている。
男くささとかは特には感じない意外とシックな雰囲気の部屋。
小さい頃はそこら中に漫画やらおもちゃやらが散乱していたのにな。
なんだかこの部屋模様に“男性”を感じてしまってドキッ、としてしまう。
と、
「さ、さぁて、お宝を拝見しましょうかねぇ~」
頬の熱さを誤魔化すようにして本棚に向かったそのときだった。
「ん?」
ベッド脇に置かれたマガジンラックに目が留まる。
そこには数冊の雑誌と、新聞らしき灰色のペーパー。
何の気なしにそのペーパーを手にとってみると、
「何これ……亮平のやつ、こんなの読んでるの?」
それは、英語で書かれている海外の新聞だった。


