強風にあおられて、 今夜限りの新人達は 慌てふためいた。 ヒルだけが踏みとどまり、 腕で目を防御した体制で見ていた。 龍は、 カナメの伸ばした手の先で、 ピタリと止まった。 カナメは、 もう片方の手で 握っていたライフルを、 その鼻先に突きつけた。 けれどカナメは ライフルを使わずに ニッと一度唇を笑いに歪ませると、 「め つ」