電気も消えて、真っ暗闇の中。なのにそれははっきりと見える。
人が、立っていると。
街灯のせいか月明かりのせいか。
いずれにせよ、そいつははり越しに立っている。
ここは、二階のはずなのに。
出窓の為に足場はなかった。それなのにそいつは立ってる。
「……小、山田…?」
三田村が呟く。
「あれ、小山田じゃ」
私も、恐々としながら目を凝らす。
確かに、それは小山田に見えなくもない。
でももう小山田は殺されてる……。
人が、立っていると。
街灯のせいか月明かりのせいか。
いずれにせよ、そいつははり越しに立っている。
ここは、二階のはずなのに。
出窓の為に足場はなかった。それなのにそいつは立ってる。
「……小、山田…?」
三田村が呟く。
「あれ、小山田じゃ」
私も、恐々としながら目を凝らす。
確かに、それは小山田に見えなくもない。
でももう小山田は殺されてる……。



